なぜ錦糸眼科を薦めるのか
錦糸眼科の院長、矢作徹(やはぎとおる)氏の著書との出会い
レーシック(LASIK)に関する情報を調べるとき、まずはインターネット検索をします。「レーシックとは」から始まり、「レーシックのリスク」「レーシックの費用」「レーシック 人気 クリニック」など、レーシックに関する様々なキーワードと組合せて検索します。そして忘れてはならないのが、レーシック関連著書です。アマゾンで「レーシック」を検索します。34件ヒットします。それらの中でも「近視治療レーシック ナンバー・ワン実績 矢作 徹 (新書 - 2002/6)」というタイトルに惹かれました。商品の説明には、
内容(「MARC」データベースより)
「治療歴5年、症例5000例以上の実績がなければ屈折治療の眼科専門医とは言えない。国内最多の治療実績を誇る著者が総院長を務める、錦糸眼科のLASIKを紹介。17000症例の全データと、患者のQ&A、体験談も収載。」とあります。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
矢作 徹
広域医療法人社団メディカルドラフト会錦糸眼科総院長。医学博士。1953年生まれ。防衛大学、東京大学および信州大学医学部卒業。信州大学眼科教室入局後留学。スタンフォード大学(眼科学Basic Science)修了。日本眼科学会、日本眼科手術学会員。国際眼科学会(ISRS)会員。米国白内障屈折手術学会(ASCRS)会員。日本医師会正会員。17,000例を超える屈折矯正手術を実施。10,000例を超えるLASIK治療実績は、国内最多(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
とあります。著書のタイトルに「ナンバー・ワン実績」と堂々と書けるほどの自信。アマゾンで矢作氏の著書を検索してみると、35件ヒットしました。そして図書館の蔵書簡易検索で「レーシック」と打ち込むと、ほとんどが矢作氏の著書です。たとえばユング心理学に関する著書は、その権威である河合隼雄氏のものが圧倒的に多く、臨床心理学を学ぶ学生のバイブルとなっています。このように、その業界の権威というものは、質の良い論文や著書をたくさん発表しているもので、矢作氏も例外ではないということです。
アマゾンで矢作氏の著書を全部買うわけにもいかず、まずは図書館で彼の本を借りてみました。彼は1993年に錦糸眼科を設立しました。当時、日本ではまだ手術で近視が治ることはほとんど知られておらず、偏見や誤解もあったそうです。それらを払拭するため、設立当時から症例数と治療データや治療の合併症、副作用などを積極的にインターネットのホームページを通じて公表してこられたそうです。
ブラックなレーシックを徹底的に批判
1998年に「伊藤家の食卓」で錦糸眼科が紹介され、矢作氏の執刀場面が放映されました。もう10年前になるんですね。。面白い番組でした。その中で、東京都眼科医会の会長であった先生は「絶対とはいえませんけども近視を治すのは無理な話」と公言していました。矢作氏が日本で屈折矯正治療を始めて5年が経っているのにも関わらず、そういう医師は白い目で見られる風潮があったそうです。
しかし矢作氏は屈折矯正治療が認められる日を信じて研鑽に努めました。1999年にはタイガー・ウッズがレーシックを受けたことで、ようやく社会的認知を受けるようになった感があるそうです。それを裏付けるように、インターネットを見ると、数年前は数件しかなかったレーシックを行う医療機関のホームページは2000年夏には激増しています。「近視は治らない」と公言していた先生や学会の権威者の病院でも2001年には屈折矯正手術を始めるためにエキシマレーザーを購入したとか。2001年冬にはK美容外科グループも退官した元国立大の眼科教授を「屈折矯正治療の第一人者」として表看板に使い、レーシックを始めました。しかし表看板のこの教授、レーシックの治療経験はほとんどありません。
1999年12月、Eクリニック(E視力回復研究所)のH医師が3億6千万円もの脱税事件で逮捕されたことや、眼科専門医グループが違法広告を出して新聞掲載を中止されたことにも矢作氏は言及しており、せっかく認められてきた屈折矯正手術が誤解を受けるのではないかと心配しています。
偽の眼科専門医を指摘
日本では、眼科専門医でもないのに、コンタクト販売を目的に眼科を開業する医師が非常に多く見られるそうです。アメリカの医学部では屈折矯正治療を教えますが、日本の医学部では全く教えておらず、国家試験にも一度も出たことはありません。矢作氏は、こういったことから屈折矯正治療にも素人が進出してくるだろうと憂いています。
2000年1月29日、名古屋で日本眼科手術学会が開かれ、そこでレーシックセミナーが開催されました。例年ならば不人気のセミナーで参加者もほとんどいないそうですが、その年には会場に入りきらないほどの眼科医が集まったそうです。そこでレーシックの実演中継が行われましたが、矢作氏はその執刀の杜撰さに呆れ返っています。そして誰からも疑問の声が上がらなかったというのです。このビデオは日本眼科手術学会から販売されていましたが、矢作氏による批判を載せた著書の発刊後、突然販売中止になりました。
エキシマレーザーのメンテナンス
レーシックにはエキシマレーザー装置を用いますが、この機械は精密で、執刀医自信がメンテナンスをすることは困難です。錦糸眼科にエキシマレーザーが導入された頃は、海外からの業者がメンテナンスを行っていたそうです。しかしこれではいけないということで、矢作氏自身がボストンに渡り、エキシマレーザーメンテナンスの講習を1ヵ月受け、エキシマレーザー技師の資格を取得しました。これによって機械のトラブルには自ら対応できるようになったそうです。
おわりに
以上の項目は、矢作氏の想いのほんの一部を紹介したに過ぎません。レーシックを考えている方は、矢作氏の著書を読んで下さい。きっとレーシックの本質が理解できるはずです。